教室風景 第2土曜日・日曜日応用コース 1月
1月16・17日に行なわれた応用コースの様子をお伝えします。
基礎クラスのTさんは、課題の制作が終わったので自由制作に入っています。トチの板を使用して座卓を作ります。写真は裏面の入り皮部分をキレイにしているところです。

もちろん、鉋で仕上げます。広い面を鉋で均一に仕上るのは結構大変な作業です。鉋をかけては、刃を砥ぐの繰り返しです。刃を砥ぐのが面倒だからと切れなくなった刃で作業をしているとなかなかキレイにはなってくれません。根気がいる作業です。
おもしろい形をした板を使って、額をつくろうとしています。
小さな鋸を飾っておくためのもののようです。かわいらしく、存在感のある額になったと思います。
作業をしているとうっかりぶつけてしまったり、いつのまにか凹んでいたりと、キズがついてしまうことがあります。そんな時は木に水を含ませて上からアイロンを当ててみると凹みキズが直ってしまいます。もちろん完全に修復する事が難しいキズもありますが、ある程度は修復できます。
5枚組みの加工をしているところです。鋸と鑿を使っていらない部分を落として、角などに残った箇所を鑿できれいにしているところです。
鉋で上手く木を削るには、鉋台の下端調整が欠かせません。伝統的には下端定規を使った調整方法がありますが、こんな調整方法もあります。
平面がでているガラス板の上に赤鉛筆で色をつけておきます。その上に鉋の下端を当ててかるくこすります。そうすると、ガラス面に当たったところが赤く色がつきます。
色が付いたところを削って、またガラス板にこする。これを繰り返して最終的に刃口と台尻だけが赤くなる状態にしていきます。この方法だと、下端の削らなくてはいけない部分が目に見えてわかりやすくなるので、慣れないうちは非常に有効な方法です。
後は、刃の出方を調整すればいいだけです。鉋の部分を拡大した写真を見てみると
刃口(刃がでている部分のすぐ後ろの場所)と台尻だけが赤くなっているのがわかると思います。
ホゾとホゾ穴ができたら、必ずホゾをホゾ穴に少し差し込んでハメ具合の堅さをみます。少し抵抗があるぐらいで逆さにしても抜けないぐらいの堅さがちょうどいい具合です。手加工だとたいていはきつ過ぎたり、緩過ぎたりします。なるべくちょうどいい具合にするのが一つの目標になると思います。
Sさんは何カ月もかかりましたが、ようやくホゾ加工が終わり仮組みすることが出来ました。今まで、唯の板だった部材が立体的になると嬉しいものです。
<フォトギャラりー>

